先月開館した藤澤浮世絵館にてうちわ作りを体験してきました。
浮世絵でつくるうちわということだったので、浮世絵のプリントを貼るのかと思いきや、木版画を摺るところから体験できるという充実の内容でした。
まずはたくさん用意された版木の中から好きなものを選んで摺ります。
おもしろくて、時間があれば全部摺りたかった!
気に入った版画をうちわにします。
必要な道具などがばっちり用意されていてとてもやりやすかったです。
かつては浮世絵師が下絵を描き、彫師が彫って摺師が摺り、うちわに仕立てていたのでしょう。
ほんの一部でもその工程を体験でき、自分で摺った版画がうちわになったのがとてもうれしかったです♪
今回制作した女性画の元になったのは歌川豊国(国貞)の『東海道五十三次の内 平塚 萬長娘おこま』。
この浮世絵は展示されていたので、実物も見ることができました。
版は学芸員の方が彫られたそうです。
うちわ制作体験は二日間だけですが、木版摺り体験は館内でもできるようです。
藤澤浮世絵館というだけあって、展示されている浮世絵は藤沢ゆかりの作品が多かったです。
地元民としてはもちろん興味をそそられるところですが、それ以上にひとつひとつの作品を間近でじっくり見られたのがとてもよかったです。
色の鮮やかさ、線の細かさ、背景や小さく描かれた人々の表情など、有名作品の展覧会ではゆっくりなんて見られないですからね~
藤澤浮世絵館は辻堂駅から徒歩5分。詳細は
こちらをご参照ください。
オススメです!